性的マイノリティが生きていくには、社会では差別や偏見もあってとても厳しい現実があります。教育や仕事、結婚、医療等、さまざまな問題が起こります。
本来であればどのような「SOGI」であっても差別的な扱いを受けることなく、平等に、かつありのまま生きられる社会でなければいけません。
そんな中、企業では性的マイノリティの問題に取り組む動きも出ています。
そこで今回は仕事の面、企業に焦点を当て、性的マイノリティのことについて企業はどう問題意識を持って、どう取り組めばいいのか、多様な人材が活躍できる職場環境の整備を中心に、「SOGIハラ」等、性的マイノリティが置かれている実情を含めて解説します。
※SOGI・・・「ソジ」や「ソギ」等。SOとはセクシュアルオリエンテーション(性的指向)のことで、好きになる相手の性を指す。GIとはジェンダーアイデンティティ(性自認)で、自分自身を男性と認識するのか女性と認識するのか、あるいはどちらとはっきり決められない、どちらでもないなども含む、すべての人が持っている属性を指す。例えばLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)が性的マイノリティのみを表すのに対し、SOGIはLGBTだけでなく異性愛者も含んだすべての人を対象にした言葉である。近年国際的にはLGBTからSOGIへの使用にシフトしてきている。
※SOGIハラ・・・「SOGIハラスメント」。SOGIを理由とする不当な差別的言動・嫌がらせのこと。
- [日時]2021年2月14日(日)14:00~16:00
- [講師]広島修道大学人文学部人間関係学科 教授 河口和也さん
●「※Zoomウェビナー」を使用したオンラインでの講座です。自宅等でのインターネット環境とパソコン等の端末が必要です。なお、ゆいぽーとでも視聴いただけます。※参加者の顔は映りません。